人工衛星による海上流出油自動認識システムについて


 わが国への石油供給に関わるシーレーンは、長大で広大な公海上や他国の領海上に展開されています。大型タンカーの事故等に起因する大規模な海上流出油は、広範囲な海域の海洋汚染や環境汚染を引き起こします。このため、早期の段階で油濁域を的確に認識することは油防除作業を効率的、効果的に行う上で必要不可欠です。
 石油連盟では経済産業省から「大規模石油火災対応体制整備事業」補助金交付を受けて、防除資機材の効果的な配置等の効率的な海上流出油防除体制の早期確立を行う際に必須となる油濁域の位置や拡散移動状況を、人工衛星観測情報から全天候下で自動検出するシステムを開発しました。 本システムは、雲の有無や昼夜を問わず観測できる合成開口レーダ(SAR)を使用し、海上における油膜の検出を高い確率で油濁域の推定や拡散移動状況を自動検出するシステムです。
 本システムの開発によって、過去の調査研究で対象となった油流出事故の油濁域検出結果や技術資料、調査報告書、過去の事故情報の閲覧が可能となります。さらに、合成開口レーダ衛星画像のアーカイブデータ検索サイト情報の閲覧が可能になるとともに、本システムの「自動認識処理エンジン」を利用することにより、ユーザが所有する合成開口レーダ衛星画像から油濁推定域の自動検出が可能となります。注)

注):本システムの自動認識処理エンジンは、石油連盟が許可したユーザのみ公開します。

 本システムを調査研究、油濁防除に携わる方々に有効に使用していただくことを目的に公開いたします。
人工衛星による海上流出油自動認識システムのご利用にあたって

図.本システムメインページ画面